2048年05月19日

第1回「ほんのりと、癒しを求めている人達を照らす灯火となれば・・・」

「えっ!!鍼で風邪が治るの???」

“健康”“元気であること”がセールスポイントの筆者にはあるまじきことなのだが、昨年末にかかった風邪がなかなか治らない。だが、化学薬品系の風邪薬は飲まない主義。

筆者の太極拳の師匠で鍼治療も行っている英国人女性S先生に「病院に行くまいか?薬を飲むまいか?」と電話で相談したところ、「病院になんて行く必要はない。鍼を打ってあげるから来なさい。」ということになった。本当に鍼治療だけで治癒するのだろうか?

昨年まで「癒しの大地・タイ王国に暮らす」――シニアのためのアクティブ・スローライフ宣言――というテーマで当欄を担当させていただいた。

主に、筆者の活動や、筆者が運営するロングステイ体験をしに来るお客様の事例を中心に、シニア世代の新しいライフスタイルを提唱してきた。だが、読者の皆さんから頂いた反響から、必ずしもシニアの方ばかりでなく、現役世代の方々も、小生の云ったりやったりしていることに関心をもっておられることが判って来た。それも、特に、癒しの事例について・・・。

もしかすると、最も心と身体、そして精神の“癒し”を必要としているのは現役世代の方々かもしれない・・・。そこで、今年は筆者の運営するプログラムからは、シニアという世代の縛りを取り払うことにした。

健常者も障害をお持ちの方も、そして世代を越えた人々がタイを訪れて感動する、励まされる、そして元気になる。その癒しのしくみを確立し、充実させることを重点課題とした。そして、そのためには、その仕組みを作るものとしてのウエルネスライフプロデューサーとしての自分自身の能力を更に高めることが重要だと考え、筆者個人として、以下の年間目標を掲げた。

●肉体を理想型に近づける。体重 約65キロ⇒62キロ、体脂肪率約22%15%に。

●太極拳の習得(昨年は月一回ペースでしかS師匠のもとへ通えなかった。週一回を目標とする。)

●ヨガの習得

●健康増進、心のケア関連なども含め読書量を増やす。(月10冊以上)

●食生活の改善:(“バーンタオ流食の原則”はこちらからどうぞhttp://www.baantao.com/main/column_kame/column_kame-5.html時には消化器系を休め、より消化力を高めるために最低月に一回はフルーツ絶食を実施。こちらからどうぞ⇒http://www.baantao.com/main/column_kame/column_kame-24.html ) 

これらの日常の活動や、冒頭の鍼治療のようにタイで体験することの出来る様々な癒しのトリートメントの経験。タイ独特の食材やハーブを利用した料理の探訪。これらを通して得られた情報や気づきを当欄で報告していきたい。

それが結果的にタイの癒しの知恵、アジアの知恵として蓄積され、ほんのりと、癒しを求めている人達を照らす灯火となれば幸いだ。 
(2005年1月)


★この第一回目の記事がブログの冒頭にくるようにするため投稿期日を40年後にしました。
その歳まで健康に、ブログを更新し続けることを目指して・・・
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2009年05月19日

第70回「人間が、人間だけ幸福になることを考えてきたから・・・−ハーモニーライフオーガニックファーム訪問記−」

 「谷田貝さんへ こちらこそありがとうございました!とても充実したツアーでしたよ。今回で【食】に対する意識が変わりました。早速、今日から玄米食に切り換え、インスタント食品を止めました。食の改善身体の健康心の健康より良い人生・・・ですね。

こういうツアーなら、いつでも参加したいです。(中略)ひとまず簡単にお礼まで、I

 4月上旬の土曜日、東北タイ=イサーンを扇にたとえるならば要に当たるカオヤイの山々。その麓に位置するハーモニーライフオーガニックファームに出かけてきた。http://www.harmonylife.co.th/

バーンタオ・バス第一便、「オーガニック野菜三昧ツアー」と称して募ったツアーには、私を含めて友人知人12名が参加した。冒頭は、バンコク在住の若い友人Iさんからお便りだ。

 

当日は到着後すぐに、ハーモニーライフオーガニックファームの代表・大賀昌さんより地球環境を守るためのオーガニック農法の大切さ、自然と調和のとれた人間の生き方などについてお話をしていただいた。参加者は皆、その熱意のこもったお話に感動していたようだ。

 

私は何度か大賀さんのお話は拝聴しているが、今回改めて伺い、特に心に残ったのは以下のことだった。

 1.       壊れてしまった地球の環境を少しでも元に戻すのが自分自身の使命であるということ。
2.       環境が壊れてしまったのは、人間が、人間だけ幸福になることを考えてきたからである。皆が幸せにならないと駄目だということ。
3.       「野菜さん、果物さん、鶏さん、牛さん、お魚さん・・・」と、愛情を込めて「さん」付けで呼ばれているということ。

とりわけ、ある事情から他の養鶏場で飼われていたブロイラー5羽を預かった時のエピソードには衝撃をうけた。五羽の鶏は、卵をたくさん産むことだけを目的に育てられ、歩くということがどういうことかさえ判っていない様子であった。

まもなく、5羽とも当然のごとく死んでしまったのだが、そのとき、

「鶏さんには鶏さんの幸福がある。広い庭を走り回ったり、砂浴びをしたり、他の鶏と遊んだり・・・。鶏も幸福になってはじめて私たちに美味しい卵を産んでくれるのではないか?肥料としての糞をしてくれるのではないか?」と感じたそうだ。

 レクチャーの後は、広い12万uほどの農園を1時間ほどかけて案内してくださった。そこには幸福そうな野菜さん、果物さん、鶏さんたちがいた。ニンジンを収穫し、オクラのお花を愛で、鶏の暮らしやすさを重視した鶏舎を訪れた。鶏舎の前で大賀さんが口笛を吹くと、喜んでやってくる鶏の足取りの軽さには驚いた。

農場視察の後は、畑からの恵み、お野菜三昧の昼食をとても美味しくいただいた。

話は尽きず、時間がどんどん押してしまったが、久しぶりにハーモニーライフオーガニックファームの現場では、大賀さんの熱意と同時に、たくさんのお野菜から元気をもらった。

 それにしても冒頭に紹介したIさんが、今回一回の訪問で【食】に対する意識が変わったとは・・・Iさんが素直な性格だったとはいえ、いくら理屈で判っていても、人間の食習慣はなかなか変わるものではない。Iさんの無意識の領域で変容が起こったのだ。行動様式まで変えるには、今回のような五感に訴える体験に勝るものはないだろう。バンコクの暮らしに少し疲れたら、また元気をもらいに出かけよう・・・。

(谷田貝)

(2009年4月掲載)

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2009年05月05日

第68回「在タイ20年にして初めての体験・ソルトクレイポット・コンプレスとは?」

毒素を吸収する効果もあるとかで、本当に体調の悪い人に施術するとポットの中の粗塩がどす黒くなるそうです。」(筆者発行のメールマガジンより)

その言葉を聴いただけで、いかにも効きそうな気がして興味が湧いてきた。

 

一月中旬の土曜日の午後、初孫の顔を見に来た80歳になる筆者の父をドイムサブサムンプライスクールに連れていった。バンコクの中心からは少し外れ、地下鉄のスティサンが最寄駅。郊外の住宅地という感じの細い道をくねくね曲がりながらようやく到着したスクールは、普通の民家に挟まれた、普通ではない古民家だった。築後100年以上も経ったものを主宰者がタイの田舎から移築したものだそうだ。

 

このスクールではタイ北部チェンライ県のオーガニック農園で育てたハーブを利用した施術の指導やハーブ製品の販売をしている。2002年タイ保健省によりタイ伝統医療開発局が設立されて以降、多くの国私立大学で伝統医療学部が設置されたが、一部の大学ではドイナムサブのハーブ療法の知識をカリキュラムに取り入れているそうだ。

来タイした父にこのような話をしたところ、是非そこに行ってみようということになった。

 

父は最近首の痛みを訴えていた。今から数十年前に交通事故に巻き込まれたので、どうやらその後遺症が出たのではと気にしていた。日本の病院に行っても首の牽引をする程度で、いくらたっても根本的な治癒には至らない。

 

父は当初、涅槃仏寺院内にあるマッサージに行きたいと云っていたのだが、この種の痛みに古式マッサージはあまり良くないのではないかと思い、こちらをお勧めした次第だ。

 

到着後、日本人講師の礒野さんにいろいろと症状を説明したところ、父はハーブボールマッサージを念入りにやって、その後ハーブサウナを少しだけというメニューになった。(血圧が高いので。)筆者も便乗して、ハーブボール、ソルトクレイポット・コンプレス、ハーブサウナを受けた。

 ソルトクレイポット・コンプレスは、在タイ20年にして初めての体験だった。

粗塩を入れた素焼きの小さなつぼを其のまま熱し、それをハーブを載せた木綿の布で包んで身体に押し当てていく。

 

冒頭にも書いたように、温熱効果もさることながら、熱した塩とハーブの成分が体内毒素を吸収する効果もあるとかで、本当に体調の悪い人に施術するとポットの中の粗塩がどす黒くなるのだそうだ。

 

普段筆者は、ヨーガを実践しているからか、殆ど肩が凝らない。そのためマッサージを受ける機会はまずほとんどないのだが、今回は、密かに体内から排出されるという真っ黒な毒素を見てみたいという興味本位で、父の付き合いで施術を受けてみたのだが・・・

 

実に気持ちよかった。

 

熱々にしたクレイポットで全身を丹念に揉み解してくれる。恐らく、途中、かなり深い眠りに落ちたのだろう。治療効果もさることながら、リラックス効果も抜群だった。

 所要時間の約3時間はあっという間に過ぎていた。ところで、筆者の施術後、どす黒い毒素は取れたのだろうか?

ぐっすり熟睡したので、そんなことを確認するのはすっかり忘れてしまっていた。

(谷田貝)

(2009年1月掲載)

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2009年03月01日

第62回「連休の過ごし方のススメ@タイランド」

「●肉体を理想型に近づける。体重約65キロ⇒62キロ、体脂肪率約22%15%に。●太極拳の習得 ●ヨーガの習得 (中略)●食生活の改善:時には消化器系を休め、より消化力を高めるために最低月に一回はフルーツ絶食を実施。(後略)・・・」

これらはいったい何かというと、2005年1月、当欄連載開始第一回原稿からの抜粋だ。

 「癒しの知恵を求めて」というタイトルの連載開始に当たって、筆者自身の健康の向上に関する目標を列記したのだ。

第1回「ほんのりと、癒しを求めている人達を照らす灯火となれば・・・

以後3年間、連載を通して鍼治療、ヨーガ合宿、ボランティア体験、オーガニックファーム訪問などなど、タイの環境で出来るさまざまな体験やトリートメント、これらを通して得られた情報や気づきを当欄で報告してきた。


 冒頭のそれぞれに項目について、筆者自身にはどのような進捗が見られただろうか? 

1.肉体を理想型に近づける。体重約65キロ⇒62キロ、体脂肪率約22%15%に。

●体重は66キロに増えてしまった。体脂肪率は平均20%に。結婚など、筆者自身の食の原則を厳密に実施できなくなったのが原因と思われる。


 2.太極拳の習得

●太極拳は挫折した。筆者はどうも集団、グループで行うものは苦手なようだ。


 3.ヨーガの習得

●インドのヨーガ研究所で専門的な研究をされ、タイのヨーガ・インスティテュートのアドバイザーをしている日本人のA先生と出会う。A先生の集中的な合宿に参加することなどによって基礎から学ぶことができた。一人でも実践ができ、生活習慣のひとつとなった。

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※ヨーガの合宿を行ったバンコク郊外のアシュラム 
4.食生活の改善:時には消化器系を休め、より消化力を高めるために最低月に一回はフルーツ絶食を実施。・・・

●なかなか都会での生活をしていると、その機会を持つのは難しかった。ヨーガ合宿の際はほぼ菜食を実践したが・・・。

 

どうやらコラムを連載することと筆者の体型の変化には直接的な関連性はなかったようだが、ヨーガがきちんと日々の生活の中で習慣化するなど明らかな成果も得られた。

 

さて、まもなくゴールデンウイークだ。日本からやってくるたくさんの旅行者たちには、寺めぐり、象乗りトレッキングなどのタイならではの観光ももちろん体験していただきたいと思う。


 だが、時には少し趣向を変えて、タイの環境だからこそ出来るさまざまな癒しの体験プログラムを是非体験していってもらいたいと思う。
以前、ボランティア体験ツアーに参加したことのある20代後半の青年Tさんから寄せられた手紙は、次のように締めくくられていた・・・。

「今回の研修で僕はタイは『癒しの大地』という意味がわかった気がしました。タイで過ごした日々は、いつも笑顔に囲まれて幸せの一言でした。谷田貝さんがタイを好きになった気持ちもわかった気がします。これからは癒しの気持ちを忘れずに、自分にも人にも優しくなれたらと思います。」

(2008年4月掲載) 

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※アシュラムの中に咲いていたお花。  
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2008年11月15日

第49回「静かな大災害とは?――猛暑について――」

「今朝のバンコク・・・やっぱり暑いです。でも、お蔭様で風邪をひいてお酒を数日間呑んでいないからか目覚めは良く、4時半にバシッと起き上がることができました。そして体調もよさそうなので、久しぶりにヨーガの稽古をしました。丁度もうすぐ満月のようで、窓から差し込む青みがかった月光の中でのヨーガ。風邪っ気も抜け、英気がよみがえったようです・・・」(筆者発行のメールマガジンコラムより抜粋)

どうやら今年はタイも少々異常気象のようだ。連日の猛暑が続いている。そんなある夜、普段は使わないエアコンをつけたまま就寝したため風邪をひいてしまった。

先日乗ったタクシーの中で聞いたラジオのDJが、「アメリカでは猛暑で数百人亡くなったが、タイでは猛暑で人が亡くなったことはない・・・」という意味の発言をしていた。

本当だろうか?

気になってインターネットでチェックしてみたところ、偶然こんな記事を見つけた。「夏の熱波で52千人以上のヨーロッパ人が死亡」http://www.worldwatch-japan.org/NEWS/ecoeconomyupdate2006-5.html

数百人どころではない。熱波で数万人の死者がでたという。

たまたま、昨年末に見た「地球交響曲」という映画の中で知った、地球環境学者レスター・ブラウンさんが、2003年に発生したヨーロッパでの熱波被害について書いたレポートだ。

彼も云うとおり、それは「後にはっきりとしたダメージや死者を残すハリケーンや竜巻とは違い」静かに人命を奪う。死亡者数だけみても甚大なのだが、「静かな大災害」なだけにタイではほとんど話題にならなかった。

しかし、このレポートを読んでから改めて今年のタイの猛暑を考えると、どうも他人事ではないような気になってしまう。

レスター・ブラウンさんは「人間活動、すなわち、化石燃料を燃焼して大気圏に温室効果ガスを排出することは、2003年ヨーロッパで非常に多くの人命が犠牲になったような強烈な熱波に見舞われる危険性を2倍にしている。将来のさらなる気象災害を避けるためには、炭素排出量を迅速かつ劇的に減少させるための一致団結した取り組みが必要である。」と警鐘をならしている。

一方・・・

「暑さで死ぬって、人間の体はそんなに弱いものなのでしょうかね?暑い国の人は年中そうなわけで、どうやって暑さをしのぐかわかってるってことでしょうか?」

普段から私のメールマガジンを読んでくれている私の若い友人で、ヨーガの兄弟弟子のTさんからこんなお便りを頂戴した。

「欧米の人は、基本的に夏が短いから、暑いとすぐ裸になって日光にあたりすぎたり、脱水症状になるなど、そういうことも原因になっているのかな、と思います。環境に応じた、ちょっとした工夫で、ある程度死者は防げるのではないでしょうか。」

確かにそうだ。ここタイでも、ファラン(欧米人)はキチンと生きている。

「もちろん地球の温暖化も大問題ですが、同時に暑さのしのぎ方を学べば、とりあえず死者は減少するのかな、と思いました。」

何でもかんでも地球温暖化のせいにするばかりでなく、機械に頼りすぎた人間の生活方法そのものも見直す必要があるのかもしれない。もともと持っている自分自身の肉体の内なる声を聞くセンス、自分自身の五感を大切にすることが大切なのかもしれない。外的環境に適応するノウハウ、知恵を身につけるなど、そういう方向に考えて見る必要があるのだろう。

エアコンをつけっぱなしで寝て、風邪をひいたばかりの筆者には説得力がないかもしれないが・・・

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(ペルシャ猫もタイは暑くて大変です・・・) 

(2007年4月掲載)  
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2008年10月25日

第48回「たくさんの孔雀が樹に佇む様子を・・・――癒しとお花について――」

「谷田貝様 何時も楽しいメールを有難う御座います。今日の写真の花は沙羅の花では?もう花の季節が終わって丸い実を付けていると思っていたのですが。(中略)

期間限定の約束ですので3年後には又ロングステイに戻る予定です。色々情報を頂きながら、心意気だけは谷田貝さんの事業を応援しておりますのでお酒を飲みすぎないよう息長く頑張って下さい(小生も毎晩、晩酌ですが)。Y シラチャ」

(筆者発行メールマガジン3月22日号より抜粋)

 筆者発行メールマガジン読者でシラチャにお住まいのYさんからのお便りだ。

先だって、来タイ以来かれこれ20年お世話になっている女医のH先生のお宅を訪問した。

 

その際撮ったお庭の花の写真を筆者主宰のウエブサイトに掲載したところこんなコメントをいただいた。

 

さて、そのお庭とは・・・

 

H先生は筆者が生まれた頃に日本の大学の医学部を卒業さたので、筆者より日本語を話している年数は長い。ご自宅はバンコク市内BTSプラカノン駅から徒歩10分。

筆者のオフィスからもすぐ近くだ。大通りから100メートルほどしか入っていないが、そこは別世界。2500坪くらいの広い敷地に、マンゴーなど熱帯果樹の鬱蒼とした木立が続く。所々に池もありアヒルや鶏もたくさん歩いている。

 

あまりに緑が濃いので、「蛇はいませんか?」と聞くと、「昔はたくさんいたようだけど、庭師が捕まえて大体食べちゃったわ。」とのこと。

「食べちゃったんですか・・・」

 何はともあれバンコク市内にこんな自然の空間を個人で持っていること自体凄いことだと感心し、その感動をメールマガジンの読者に写真でお裾分けしようと思って撮った数枚の写真の中に、Yさんご指摘の花があったのだ。

沙羅の花というのか・・・。

筆者はお花の名前に詳しい方は無邪気に尊敬してしまう。お花の知識がある。すなわちお花を愛でる心をお持ちだからと思うからだ。

それは、人生をとても豊かにする。

美しいものを観ることは心も美しくするはずだ。お花を愛でる心の余裕があれば、他人(ひと)の痛みを感じ、優しくなれるのではないか?


心も健康になるとは、そういうことだろう。


ニュースによると、猛暑によりタイの最大電力が過去最高の記録を更新したという。タイもいよいよ本格的な暑季の到来だ。

暑季といえば、タイではお花の季節。季節感の乏しいといわれるタイだがとんでもない。


この時期は色さまざまなお花が咲き乱れ私たちの目を楽しませる。

ちょうど今は、黄色い花弁が青空に眩しく映えるラーチャプルック(=英名ゴールデンシャワー)が満開だ。もう少しすると、ハーン・ノックユーン(=直訳すると孔雀の尾。日本名:鳳凰木)も緑の大樹に真紅の花をつけることだろう。それは文字通り、たくさんの孔雀が樹に佇む様子を連想させ胸をうつ。


美しいお花、それは見る人の目を、そして心を癒し涵養する。この時期、タイの暑さに耐えかね日本に逃げ帰るロングステイ組の方も多い。

もったいない話だと思う。

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(沙羅の花です。)

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(敷地内にはアヒルや鶏が・・・)

(2007年4月掲載)

 
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2008年10月24日

第47回「それを昇華させるほどの癒しの力をもつ歌とは・・・――癒しと音楽について――」

「私のお墓の前で、泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹き渡っています・・・

NHKの紅白歌合戦で紹介されて以来、爆発的な人気になっているこの曲を、谷田貝さんはもうどこかでお聞きになりましたか?」

(筆者発行のメールマガジンから抜粋)

 

聞いたことがなかった。ネットの「無料音楽サイト」でも流れているとのことだったので、早速アクセスして聴いてみた。昨年末のNHK紅白歌合戦で、秋川雅史さんというテノール歌手が歌ったのだそうだ。

 

冒頭のお便りは東北のある県で高校教師をされているある女性からのものだった。それは以下のように続く・・・

 「ここ数年のなかで最高のラブソングだと私はおもって聞きました。感動しました。

これまで30年の教員生活で、4人の教え子を失いました。

筋ジストロフィー15才、心臓麻痺17才、子宮癌17才、そして自殺18才、、その都度 胸を引き裂かれる悲しみを味わってきましたがこの歌は、そういう想いの全てを昇華させる力を持っています。

大切な人を亡くしやりきれない思いでいる全ての人、どれほど沢山の人がこの歌で救われてることか・・・(後略)」

 

教師として教え子が亡くなる事ほどつらいことはないだろう。それにしても、それを昇華させるほどの癒しの力をもつ歌とは・・・。

 

このお便りをメールマガジンで配信した後すぐに、介護関連のお仕事をされている女性Nさんからお便りが届いた。

 「毎日のメールマガジンを楽しみにさせて頂いています。今日の谷田貝さんのお言葉通り『音楽』は本当に一人一人に大きな意味があるようです。(中略)

先日特養を訪問した時、丁度おやつの時間でした。みなさんゴマプリンを美味しそうに食べ始めた時、職員さんが『東海林太郎』のCDをかけたとたん、皆さんの表情が変わりました。そして多くの方が(認知症の方も)口ずさんでいました。そして『たまにはこういう音楽もいいね〜』と言う方がいました。

 その人にとっての『音楽』が必ずあると思います。私達が考えるよりずっと大きな力があると思います。日本もまだまだ『音楽療法』は発展途上ですが、きっと良い方向で進んでいくと思います。(中略)私だって理屈でなくある曲を聴くと涙が出てくることもあります。これからもできるだけ『生』の音楽に接していけたら幸いと思います。(後略)」 

ある曲を聴くと涙が・・・
 

筆者も一昨年、加藤登紀子さんが来タイ時におこなったリサイタルで泣いた。彼女が喜納昌吉さん原作の「花〜すべての人の心に花を〜」を歌い、そのサビの「泣きなさ〜い、笑いなさ〜い♪」の箇所でその歌詞の通り突然涙腺が壊れたのだ。
 

あまりに唐突だったので、自分でも驚いた。
 

しかしその後、なんともいえない幸福感に包まれた。歌を聴き、心を震わせ、涙を流すことは魂を浄化するのだろう。
 

Nさんがおっしゃるとおり、その人にとっての「音楽」というものが確かにあるのだ。 
 

貴方には、聴くと涙が出てきてしまいそうな歌があるだろうか?

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(写真はイメージです。)

(2007年3月掲載)
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2008年10月17日

第45回「食塩水を一気飲みし、それを・・・――浄化法について――」

「起床:05:30 ヨーガの稽古。終わりに胃の洗浄初体験。2リットル位の食塩水(人肌の温度)を一気飲みし、それを・・・」(筆者発行の日刊メールマガジン掲載の日誌より抜粋)

 

さて、それをどうしたか?読者には判るだろうか?食事中の方はこれ以降は読まない方が良いかもしれない・・・。

 

ヨーガの技法には大きく分けて6つあるといわれている。良く知られているのはアーサナ。「静的なストレッチングを含んだ特定の姿勢のパターン。心と身体を安定させ、心身の機能全体の調和を図る技法」(A先生作成講義ノートより)。

 ヨーガというと、独特の姿勢をとった行者のイメージを思い浮かべる方が多いと思うが、それがアーサナだ。その他にプラーナーヤーマ(呼吸法)、メディテーションなどがある。

それと同時に重要な構成要素としてクリヤ、身体を浄化する技法がある。クリヤの目的は、「内臓や組織を形成している細胞の適応能力の幅を広げ、反射反応への閾値を変化、異なる反射神経をコントロールすることで、心理的・生理的なバランスの維持に貢献」することだ。(前出の講義ノートより)

実は、つい最近のベトナム出張時少々食べ過ぎ呑みすぎたこともあり、ここ2週間ほど胃腸の調子が悪かった。健康を旨とする筆者としては非常に珍しいことだ。

そこで昨年のヨーガ合宿の際には先輩の実技を見学させてもらっただけだったクリヤの技法のひとつ、ダウティ(Dhauti)に挑戦してみることにした。

方法は冒頭のように早朝の空腹時に行った。人肌程度に暖めた食塩水を約2リットル一気に呑み込む。好みによってマナオ(ライム)を絞っても良いようだ。果たしてうまくいくだろうか?

「2リットル位の食塩水(人肌の温度)を一気飲みし、それをマーライオンのように一気に(吐き出した)・・・。辛いけど気持ち良い・・・。」(筆者発行の日刊メールマガジンより抜粋)

案ずるよりうむがやすし。自然に嘔吐反射がおき、飲み干したばかりの食塩水が勢い良く吐き出された。最初は「うまく吐き出せなかったらどうしよう?」などと少し不安感もあったが、吐き出しきってしまうと、不快感よりも爽快感のほうが大きかった。

胃の疾患の予防・治癒ばかりでなく、風邪気味のときも予防効果があるそうだ。まだ一度だけの体験だが、それ以来胃を「組織を形成している細胞の適応能力の幅」が広がり、消化力が高まったような気がする。

ヨーガの稽古を通して自分の体内の声に耳を傾け、自分の体調を調整する「癒しの知恵」をひとつ身につけたように思う。

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(2007年2月掲載)
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第44回「リスクを回避する知恵を・・・――連続爆弾テロに思うこと――」

「とんだ出来事が『踏ん切り線』となってしまった・・・」

 

既に殆どの読者がご存知かと思うが、昨年の大晦日から元旦未明にかけてバンコクで連続爆弾テロが発生した。

 

原則的に当欄では暢気な話題だけを取り上げてきたつもりだし、その方針はこれからも変わりはない。しかし、今号だけは例外だ。

 

爆発が発生したサパンクワイ、戦勝記念塔周辺などは、まさに爆発の当日、あるいは前日に、筆者がのほほんと歩いていた。そのわずか数時間後にこのようなことが起こるとは・・・。

 

亡くなった方、負傷された方に対しては気の毒としか申し上げようがないが、彼らが被害に遭い、私が爆発に遭遇しなかったのは地球規模の時間軸で言えば極く一瞬の違いでしかない。

 

運命の機微を感じざるを得ない。

 「来年はやっと後厄も明けます。大きく具体的な舵を切りたいと思います。仕事も、プライベートも・・・。

今日の大晦日、どこかに『踏ん切り線』を引いて、それを跨ぐセレモニーをしようかと思っています。」

 

筆者が発行している日刊メールマガジンの昨年12月31日大晦日号では、まだ暢気に、筆者の厄が明けることにちなみ、それを「踏ん切り線」と名づけて書いていた。数年来考えてきたことを、厄が明けたことを契機に「踏ん切り」をつけて開始しようということだ。

 

事業についていえば、今までやってきた内容からは大きく異なることを開始しようということだ。

 昨年9月のクーデター発生以来、旅行業的な手法の事業だけに頼っていては起業のミッションは達成できないなと感じていたのだが、今回のテロ発生で、「暢気に構えている場合ではないぞ。」と、その確信をより強くした。 

そしてもうひとつ予感されたこと、それはバンコクで暮らす上でのストレスが増えるだろうなという事だ。タイ人も、我々外国人も・・・。 果たして爆弾テロの危険から確実に回避する方法はあるのだろうか?ここバンコクで都市生活をするのであれば、それは不可能なことだろう。

ますますストレスが増える日常生活からのリスクを回避する知恵を、それぞれの個人が持たなくてはいけない時代になったのだ。

 ストレスというのは、必ずしも社会の近代化からだけ感じるものではないからだ。

すこし論理の飛躍に聞こえるかも知れない。

 だが、ヨーガや瞑想を通じて心を修練することの大切さを改めて感じる

連続爆弾テロ・・・

 

それにしても、とんだ出来事が「踏ん切り線」となってしまったものだ・・・。

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(2007年1月掲載)
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第43回「早起きの効用」

「谷田貝さんに対する素朴な疑問・・・就寝時間は遅いのに、どうして早起きできるのだろう・・・?(静岡の看護師、Yさん)」

 

筆者は、約8年ほど前から朝4時半起床を日課にしている。

日刊のメールマガジンに毎日の日誌も公開しているので、時々このような読者からの質問を受けることがある。

 時には呑みすぎる日もあって、必ずしも毎日というわけではない。だが、大体平均すると、5時から5時半には起きている。6時になってしまったときには、大層な寝坊をしてしまったような罪悪感がして一日気が重くなる。

以前、旅行会社に勤務しているときは夜型だった。バンコクという場所柄、お客様を接待する機会が多い。深夜到着のフライトのお迎えもある。どうしても帰宅が遅くなり、それにあわせて起床時間も出社ギリギリになっていた。

ただある時、必要に迫られ、まとまった勉強の時間をとらなくてはならなくなった。今の会社を起業する準備である。

上述の通り、夜は自分の時間を取ることが出来ない。まとまった時間を取るには朝しかない。よって、やむを得ず早起きになったのだ・・・。

もちろん最初は苦労した。完璧な夜型から朝型へ・・・。早起きの習慣をつけるのには大変だった。

では、「どうして早起きできるのだろう・・・?」。以下は筆者が考える、早起きをするコツのようなものだ。

その1.早寝・早起きではなく、早起き・早寝の順番で調整すべし。

いつもより早く寝ようとすると眠れない。するとそれがストレスとなって益々眠れない。まずはいつもどおりの時間に寝る。翌朝は無理やり早起きをして寝不足の状況をつくる。そうするとその日一日は眠くてしかたない。夜はスムースに眠りに落ちることができる。

その2.昼寝をしない。

早起きを始めたばかりの頃は、日中無茶苦茶眠くなるときがある。しかし、ここで寝てしまってはダメだ。つらくても夜まで起きている。昼寝は睡眠のリズムを崩すし、何より起きたあと頭が痛くなる。少なくとも筆者の場合は。

夜まで我慢して床に入り目を閉じると、遊び疲れた子供のように、他愛無く深い眠りに落ちていく。グッスリ眠り、翌朝は早起きする。

以上の2点を実行していけば、だんだん規則正しいリズムで過ごせるはずだ。さて、やむを得ずはじめた早起きだが、その効用は思ってもみないほど素晴らしいものだった。

朝の一時間は、夜中の3時間に匹敵する。集中力が増し、効率が上がる。昨夜まで悩んでいたことが嘘のように解決する・・・。

早起きの効用はそれだけではない。

「今朝のバンコクは、まだらな雲の多い空模様でした。東の空が段々明るくなります。靄がかかった大地に熱帯の太陽がユックリと昇って来ました。それを眺めながら深呼吸を繰り返します。朝日をユックリ鑑賞すること。とても贅沢な時間です。」(筆者発行のメールマガジンより)

朝、まだ暗いうちの空気には凛とした霊性が宿る。早起きすることで、それを感じることができる。自分自身の霊性を高めることができる。

心に余裕をもち、一日を活動的に過ごす活力をその空気からもらうことができる。早起きは、健康な暮らしを続けるため、誰にでも直ぐに実行可能だ。小さいけれども確
かな癒しの知恵なのかも知れない。  


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  (2007年1月掲載) 
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2008年10月08日

第41回「ヨーガ合宿の最後がローイ・クラトーン」

「昨日までの合宿、いつもながら丁寧に親切にご指導いただき本当にありがとうございました。今朝の目覚めは、とても爽やか軽やかで、いつもと一味違うものに感じられました。3日間集中的に、正しく稽古をさせていただいたお蔭で、その変化が現れたのかも知れません・・・」

 

去る11月3日から5日までの3日間、バンコクから車で約一時間半、ナコンナヨク県オンカラックにある仏教系の研修施設ワンサニット・アシュラムで行われたヨーガの合宿に参加した。

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(小さいけど快適なバンガロー)  
これは、合宿終了翌日、筆者から講師のA先生ご夫妻宛に出したお礼のメールの一部だ。ワンサニット・アシュラム→ http://www.sulak-sivaraksa.org/network24.php

A先生(ご主人)は東京の大学を卒業された後、インドの大学でインド哲学を修め、現在も「ヨーガ」と伝統的インド哲学の研究を継続されている。

合宿初日、バンコク市内は恐らく雨季は明けたはずなのに未だに蒸し暑い日だった。しかし、わずかな距離を移動してきただけで、ここはとても快適な空気に包まれている。特に木陰に入ったり、陽が落ちると急に肌がひんやりとする。わずか三日間だが、こんな自然たっぷりの環境での集中的なヨーガの稽古は、確実に筆者の中に変化をもたらしたようだ。

合宿中は、ほぼ毎日同じパターンでカリキュラムが組まれている。「今朝も5時半から瞑想。その後約二時間の実技をこなし、美味しい朝食を食べ終え、この原稿を書いています。高床式のコテージには涼しい風が吹き込んできます。」(筆者発行の日刊メルマガより)

筆者も日常4時半から5時半には目を覚まし、ヨーガの稽古をするようにしているが、いつもはアパートの狭い部屋の中、一人行っている。早朝の冷気漂うアシュラムの研修ホールの中で、仏像仏画を前に先生と行う瞑想は一段と心落ち着くような気がする。

筆者は普段は朝食は摂らない。だが、朝みっちりと二時間稽古をした後の玄米・野菜中心の食事はとても美味しい。朝食を摂らない習慣を変えようかとも思う。

朝食後の日中は、昼食を挟んで二回のレクチャーがある。ヨーガの基本的概念やインド哲学について学ぶ。そして夕刻には(再度2時間の)実習があり、夕食後、再度レクチャー。

ヨーガというと、最近はやりのフィットネスクラブのパワーヨガや、あるいは極端に宗教的なカルトをイメージする人も多いと思う。A先生はインドの大学でインド哲学を修めただけあって、その説明はとてもアカデミックで論理的だ。ヨーガをインド哲学、仏教哲学の知識を駆使してわかりやすく説明してくれ、「何故、それが有効か?」を納得させてくれる。

実は今回は昨年に引き続き二回目の合宿参加だったが、冒頭に書いたとおり、心身に著しい心地良い変化を感じるとることが出来た。今回の合宿でも、沢山の気づきがあったのだが、そのなかでも、とりわけ、生活の中にヨーガを取り込んでいく大切さに気づいた。

今朝の、この心地よい感覚を持続させていくためには、毎朝歯を磨くのと同じようにに、毎日少しずつでも良いからヨーガを続けていくことが大切なのだ・・・。無意識の習慣の中に落とし込んでいくことが大切なのだ・・・。 合宿最終日の夕刻、すべての行程を追え、ワンサニット・アシュラムの入り口の筏を渡るとき、アシュラムの木立の上には大きな満月が掛かっていた。その日はちょうどローイ・クラトーン(=灯篭流し)だったのだ。

ローイ・クラトーンの起源はヒンドゥーにあるという。A先生によるとインドの聖地では毎日似たような行事をおこなっているようだ。

バンコクの街に近づくにつれ、運河や池などに灯篭を流す姿がたくさん見受けられた。

ヨーガ合宿の最後がローイ・クラトーン。何か縁を感じさせられる光景だった。

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(泥藁でできたセミナーハウス) 
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(バンコク市内の運河で灯篭に祈りをこめて・・・)

 (2006年11月掲載) 
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2008年09月26日

第37回「趣味:『YOGA』 職業:『YOGA』という生き方」

「(前略)さて、何度もすいません。9月実施のヨーガセミナーの内容が確定しました。インドから丁度来タイ中の、私のヨーガの師匠、相方先生ご夫妻をお招きし実施します。

以下、先生のプロフィールも併せて改めてお知らせします。タイ在住の方、この時期ご旅行で滞在中の方で、ヨーガに興味のある方、これから始めたいなと思っている方は是非御参加ください。それにしても、先生の、趣味:『YOGA』 職業:『YOGA』という生き方には憧れを感じます・・・。(後略)」(筆者発行の日刊メールマガジン8月15日号より)

 

8月11日の夕方、日本大使館の近く、アソーク通りにあるシーナカリンウィロット大学に出かけてきた。地下鉄ペチャブリ駅から徒歩5分。アソーク通り沿いからは見えないが、少しソイ(=タイ語で横丁の意味)を入ると広大なキャンパスが広がっている。このキャンパスの、運河沿いのカフェテラスで筆者のヨーガの師匠相方先生御夫妻と懇談してきた。

 相方先生御夫妻は、現在インドでヨーガやインド哲学の研究活動中だが、7月から約半年ぶりに来タイされている。先生御夫妻は現在、この大学を会場にヨーガの社会人向けプログラムを指導中だ。しばし近況報告など、楽しい時間をすごした。

相方先生御夫妻は、MCB(モー・チョー・バン)財団傘下の「タイ・ヨーガ研究所」の設立に参画し、今はプログラム・コーディネーターも務めている。この大学でのプログラムもこの財団・研究所の事業の一環なのだ。主に30〜40代の社会人が参加しているが、看護士などの医療関係者、あるいは過去病気に罹ったことのある、特に健康に関心の高い方が多いようだ。

MCB財団は、1979年にマヒドン大学医学部のプラヴェシュ・ワシ教授(1981年マグサイサイ賞受賞)によって、一般国民に健康・保健医療の基礎知識を普及させる目的で設立されたものだ。MCB財団のウエブサイト http://www.doctor.or.th/
さて、冒頭のメールマガジン抜粋にもあるとおり、このたびの先生御夫妻来タイにあたり、バンコク在住の方、ロングステイ中の方を対象にしたヨーガセミナーを実施することになった。

 

タイも今はヨガブームだ。バンコクでも沢山のスタジオでワークショップが実施されている。だがそれは、殆どがアメリカから逆輸入されたフィットネス目的のホットヨガ、パワーヨガの類だ。(インドの言葉にOの短母音は無い。従って、本来ヨガという発音は無いので、ヨガと発音・標記しているところは舶来ヨーガと理解してよい・・・)

 今回のセミナーは、実技はもちろんだが、ヨーガの成り立ち、ヨーガを身につける意味について、インド哲学、インドの歴史から判りやすく説明する。もちろん日本語で・・・。


また、趣味:『YOGA』 職業:『YOGA』と言い切る相方先生ご夫妻の生き方に触れてみてもほしい。バンコクでは滅多にない貴重な機会だ。 


■プロフィール:
相方 宏(あいかたひろし)1959年広島生まれ。東京外語大インド・パーキスターン学科卒、インド・マハラシュトラ州のカイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジwww.kdham.com)、プネー大学哲学科修士課程修了。

1995−7年インド政府給費奨学生。
1990年よりインド在住。近代YOGAパイオニアである「スワーミー・クヴァラヤーナンダ(1883−1966)」の直弟子のである「M.L.ガロテ博士(1931−2005)」に師事www.lonavalayoga.org)

1998年よりタイランドの大学・財団で、 YOGAを医療・教育の分野に導入する活動に従事。2004年よりバンコクのMCB財団「タイ・ヨーガ研究所」のプログラム・コーディネーター。

趣味:「YOGA」 職業:「YOGA

相方秀子(あいかたひでこ)東京生まれ。1990年より夫とインド在住。インドの主要な「YOGA」のインスティチュートのメソッドを研修。
1998年より夫とタイランドでの活動に従事。
2004年よりバンコクのMCB財団「タイ・ヨーガ研究所」のプログラム・コーディネーター。

趣味:「YOGA」 職業:「YOGA

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(2006年8月掲載)

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2008年09月22日

第36回「サイゴン最新医療事情−同国人の医師に診ていただけるということほど・・・−」

「サイゴンの空からシンチャオ!!(こんにちは)今朝のサイゴン、まだ陽は昇りきっていませんが、どうやら薄曇のようです。昨日もほぼ一日薄曇だったので油断しました。やはり熱帯の紫外線が侮れません。一日中帽子もかぶらずバイクに乗っていたので、すっかり日焼けしてひりひりしています・・・」(筆者発行の日刊メールマガジン8月2日号より)

 

7月31日から8月3日まで、3泊4日の日程でベトナムのサイゴンを訪れた。2003年の夏から約3年ぶりだが、高層ビルが増え、街の景観の変貌ぶりには驚かされた。

 

今回のサイゴン訪問は、先月上旬に訪れた東京でのインドシナ専門旅行社を経営する先輩との会話がきっかけだった。今まで筆者がタイで行ってきた事業と彼の事業との関係性を軸に、ベトナムで新規ビジネスを構築できないか考えてみてもらえないか?と云われたのだ。

「久しぶりにタイ以外の国に行ってみたい・・・」という気持ちもあった。4日間の滞在でできるだけたくさんのことを吸収して、どんなことが創造できるかを考えてみようと思い立った模索の旅だったのだ。
 
 

到着初日の午後から、カルチャースクール、サービスアパート、賃貸マンションなどを精力的に見て回ったが、到着二日目の民間医療サービス機関の視察がもっとも印象に残った。
 
 

まず一軒目は、サイゴン中心部から車で15分くらいの郊外にある、フランコ・ベトナミーズ病院を訪れた。フランス資本でできた総合病院だ。入院病床は220床で、フランス人医師を中心にベトナム人医師を加えた医療チームで診療にあたっている。日本語の堪能なベトナム人の通訳もいて、言葉の面での障害は一応取り除かれている。

これだけの規模で、国際レベルの医療サービスが提供できるようになっていることには驚かされた。
 
 

二軒目に訪れたのは、サイゴン市内中心部にあるコロンビア・アジア・サイゴンインターナショナルクリニックだ。ここは前者とは違い、アメリカ資本の規模の小さなクリニックだが、日本人看護士が1名と日本人通訳が1名常駐している。筆者が訪れた時も数組の日本人患者さんが診察にこられていた。
 
 

三軒目は、やはり市内中心部、大規模ショッピングセンター、ダイアモンドプラザ内にあるファミリープラクティス。プラクティスは「開業医」という意味だ。ここは、長年ベトナムで医療ボランティア活動をしてきたイスラエル国籍の医師が立ち上げたクリニックグループで、サイゴンの他、ハノイ、ダナンにもクリニックを開設している。
 
 

ここには、つい最近まで沖縄県の離島での医療活動に従事していた若い日本人男性医師と出会い、かなり詳しくこのクリニックの医療サービスについて説明してもらった。まだ赴任二ヶ月なのだが、代表者のイスラエル人医師と意気投合し、自ら志願してサイゴンにやってきたそうだ。

筆者が訪問した前週にも、ベトナム中部の街でオートバイ事故に遭遇し、脊椎損傷の大怪我を負った日本人の搬送で、シンガポールの提携病院に同行するといった経験もすでにされていた。この日本人医師のほか、二名の日本人通訳が勤務している。

最後に、インターナショナルSOSのクリニックを訪れた。SOSも日本人医師1名、日本人マネージャー、日本人通訳と日本人3名体制でサービスを行っている。こちらは、世界27箇所に広がるアラームセンターや直営クリニックなどのネットワークが特長だろう・・・。
 
 

以上、見てきたように、サイゴンは、バンコクと違い、大規模な民間病院が複数あるわけではない。それを補うように、上述のような外資系の医療サービス会社がクリニックを開き、外国人医師を配置しているのだ。
 
 

何よりもタイとの大きな違いは、彼ら外国人医師も診療に従事しているということだ。タイでは、医師法の縛りがあり、外国人である日本人医師は診療行為はできない。やはり海外在住し、病気、怪我に遭遇したとき、同国人の医師に診ていただけるということほど心強いものはないだろう・・・

設備面での遅れはやむを得ないが、こうしたソフト面でのフレキシブルな対応はとても興味深かった。

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※フランス資本の病院のロビーです。

(2006年8月掲載)
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2008年09月14日

第33回「時はパソコン断ちを・・・―パソコン故障顛末記その2アイムホーム作戦とは?」

「時はパソコン断ちを・・・貴兄の視点はいつも私のアングル(世の中を見る視点として)を再確認させていただいてとても新鮮です。パソコンが使えないときにパソコンの本当の力を知ることが出来るのでしょうか?

さて ゴールデンウイークは 自分にとっての恒例行事として 財団のある御徒町から自宅埼玉県大宮へ アイムホーム作戦を遂行しています。今年も6日土曜日に決行しまた。・・・」

 

前回の当欄では、「時はパソコン断ちを・・・」と題して、パソコンのない暮らしの効用について書いてみた。ちょうど日本もゴールデンウイーク、タイも連休だ。4年間一日も休まず発行しつづけている日刊のメールマガジンもコンピュータが壊れたことを口実に休載した。筆者も連休を楽しむことにしたのだ。

とはいえ、タイも観光地は人出が多いので自宅とプールでの読書の日々を過ごした。本も3冊読めた。プールサイドで仕事に関する新しい想がいくつも浮かんだ。やはり人間、充実した仕事をするためにも、時はパソコン断ちをして、いつもとは違う環境で、いつもとは違う時間のすごし方をすべきかも知れない。

 さて、冒頭のお便りだが、国際交流関連の財団にお勤めの年上の友人Kさんから届いたものだ。

ところでアイムホーム作戦とはいったいどういう意味なのだろう?

早速グーグルで検索したところ、「I'M HOME!=ただいま」とあった。「(前略)首都大災害時に自力脱出は可能か?とかなんとか言いながら歩いて帰ります。実際の場面では道路網もずたずたで歩くどころではないかもしれませんが(笑)
また、オフィスにはウォーキングシューズを備えていないと結構苦しいと思います。
革靴じゃ歩けないですねたぶん(32KMでした)
(中略)こんな休日の過ごし方も面白いです!!!
PCが使えないときの PCの実力(を感じるように)、通勤交通手段が使えないときの 実際の距離感など、リアルな実感、32KMとは どのくらいなのかを体で確認できましたから(笑)
まあ、毎年やらなくてもねえ(ハハハハ)では また・・・」
   

「まあ、毎年やらなくてもねえ(ハハハハ)」と、おっしゃるが、筆者のパソコンが壊れた通り(?)災害は、忘れた頃にやってくる。地震の多い日本では、Kさんのされたようなイベントは、やっておいた方が良いだろう。



まさにリアルな距離感を発見する、確認するという新たな気づき、というか人間本来の能力を再発見するという効用もあるかもしれない。

 
一方、タイにいると、暑さと便利さにかまけ長い距離を歩く機会がなかなかない。バンコクでは、地震で帰宅路が破壊されるということはまずないだろう。

だが、違う意味で「アイムホーム作戦」を試みてはどうだろう?



時には、社用車やBTSの利用を止めて、歩いて帰宅してみてはどうだろう?

歩く視点、スピードだから、新しい何かが見えてくるかもしれない・・・

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(2006年5月掲載)

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第32回「時はパソコン断ちを・・・―パソコン故障顛末記」

本格的な雨季を間近にして曇り勝ちの天気が続く。こんなときは、ともすると心も沈みがちになるところだ。そんな折も折り、愛用しているノートパソコンのハードディスクが壊れてしまった。


筆者は、某アメリカ老舗メーカー一筋なのだが、以前使っていた機種が約5年間使って全く壊れなかった。絶対の信頼をおいてしまった筆者が迂闊だった。恥ずかしい話だが、なんとバックアップを一切取っていなかったのだ。


 

バンコクにある日系の修理業者に修理を依頼したところ、まず完全復旧の可能性は50%、データをすこしずつ引っ張り出せる可能性は40%、完全に駄目になる可能性は10%とのことだった。

もし、完全に駄目になるとすれば、開業以来6年間の顧客リストやさまざまな会計資料はもちろん、過去当欄に掲載してきた約5年間の原稿も駄目になってしまう。
こんな状況では、、普通の人は精神的に落ち込むものだろう。

だが、故障直後はさすがに焦ったものの、時が経つに連れ、筆者はいつになく元気になっていった。


 

なぜか?


 

ちょうど時期はゴールデンウイーク。日本は休みだ。タイも連休が続くこともあって、緊急にやらなくてはならない仕事も多くはない。筆者が騒いだところで、データがどうなるものでもない。エンジニアに任せるばかりだ。そもそもこれしきのことで会社がつぶれることもあるまい。思い切ってこの期間はジタバタせずに、じっとしていることに決めた。

約一週間パソコンを触らなかった。

パソコンというものは相当人間を消耗させるようだ・・・。
一年365日、この約10年間パソコンを触らない日はなかったので、気づかなかった。

日々、気力体力が充実していくのが体感できるのだ。


 

それゆえ、コンピューターが壊れたというショックよりも、そのことの気づきの悦びの方が大きかった。元気になったというのは決して強がりではない。


 

そしてちょうど、筆者の仕事の内容を、会社のしくみを大きく作り変えなくてはいけないと思っていた矢先だった。


 

「創造の前には破壊が必要だ!」という言葉もある。


予期せぬことではあったが、破壊の神様がコンピューターを本当に壊し、じっくりものを考える時間を与えてくれたものと思う・・・。

この連休中は本を読んだり、先のことを考える思索の時間、充電の時間が十分に取ることにしよう・・・。


 

その後には創造の神様がきっと微笑んでくれることだろう・・・。

このようにハラを据えて過ごした連休明け、件のパソコン修理業者から電話が入った。「ハードディスクの損傷は激しかったので難しかったですが、何とかデータは保全されて取り出せました。」

神様が微笑んだ。

「時はパソコン断ちを・・・」どうぞ。


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(2006年5月掲載)
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2008年08月12日

第27回「ハーモニーライフオーガニックファームとは・・・」

「谷田貝様 信州では、今朝は氷点下10度と、大変厳しい冷え込みとなっています。暖かいタイからの帰国早々で、寒さが身にしみます。先日は大変お世話になりました。

おかげさまで大変有意義な、楽しい研修旅行となりました。ハーモニーファームの大賀社長の、有機無農薬野菜への、献身的で壮大な取り組みには感動しました。今後何らかのご縁が出来ればと思います・・・」

 去る2月5日、バンコクから車で約2時間、ナコンラチャシマ県パクチョンにあるハーモニーライフオーガニックファームを訪れた。 http://www.harmonylifeinter.com

ご案内したのは、京都からお越しのHさん(エクステリア製品製造販売)、東京からお越しのT(ラーメン店チェーン経営)、長野からお越しのTさん(菓子製造販売)、大阪からお越しのIさん(アパレル会社経営)という、シニアの会社経営者計4名。

 

皆さんは、ある経営コンサルタントの研修を同じ時期に受けた“同級生”だ。新しい食材の発見ということもあったのだろうが、新しいビジネスモデルの模索など研修目的での来タイだった。

 朝、9時にバンコク市内のホテルを出発。11:00頃、ナコンラチャシマ県パクチョンのファームに到着した。

最初、所内会議室でレクチャーを受けた後、大賀さん自ら農園内を案内してくださった。

 

空は雲ひとつ無く晴れ渡っている。近在の山から吹き降ろす風がとても爽やかだ。汗はかいているものの、どんどん蒸発していくようだ。その山の向こう側は、カオヤイ国立公園。

 そのような環境の中、約1時間かけて農園内を歩き回った。

大賀さんが6年間苦労の末育て上げた畑からは、約30種類の有機野菜や、モロヘイヤ、そしてパパイヤなどの果物が生産されている。

 

山間にあるのでレタスなどの高原野菜はもちろん、日本種の茄子、胡瓜、そしてタイ特産の野菜、パックブン(空心菜)や唐辛子も栽培されている。パックブンの畑ではパックブンの花が咲いているのを観た。在タイ約20年になるが初めてのことだった。



そしてこの農場では、堆肥を作るためだけに牛が飼われている。訪れたときは、生まれて丁度一週間の子牛もいて母牛のお乳を盛んにねだっていた。

また、農作物の他に、やはりこの農場で栽培されるハーブを利用したエコ石鹸、エッセンシャルオイルも製造している。

 

大賀さんにとって、起業されて6年という歳月は長い苦労の年月であったろう。だが、逆に僅か6年でここまで理念を明確に形にされているのは見事を通り越して驚きというしかない。

 

見学の後、大賀さんの苦労の結晶ともいえる取れたての野菜を頂戴した。どれも美味。トマトならトマト、胡瓜なら胡瓜といった野趣溢れる野菜本来の味を楽しむ事ができた。

 

訪れた四人からは、帰国後直ぐに感謝の言葉が寄せられた。ハーモニーライフへの訪問は、それぞれ思うところ強かったようだ。

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(2006年2月掲載)
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第25回「ヨーガセミナーを開催しました・・・。」

「先日はどうも有難う御座いました。初めての体験でしたがA先生のわかりやすいご指導で非常にいい勉強になりました。これから関心を持って自分でも少しヨガに取り組んでみたいと思っております。またいろいろな情報ありましたら今後ともよろしくお願いしたいと思います。まずはお礼かたがた。」

 2006年も明けて間もない1月7日、インドから丁度来タイ中だった筆者のヨーガ師匠A先生ご夫妻(日本人)をお招きして、サートン通りのサンサエン・アルン財団にてヨーガセミナー兼新年会を開催した。冒頭はバンコク在住のMご夫妻から頂いた感想だ。

会場となったこの財団は「オータニティブ・ウェイ・オブ・ライフ(AlternativeWay of Life)」をテーマに、エコロジー・健康・教育などの分野で幅広い活動をしている。つまりここも「スロー・ライフ」の陣営である。創立者グループは、1970年代の学生民主化運動の闘士連で、一時ゲリラ化して森に入っていた世代。その後、実業界での成功後、このような財団を設立して非営利活動にも熱心だ。タイでは、この世代の人脈が政財界をはじめ、各分野で影響力を強めているようだ。



さて、ヨーガセミナーだがタイ在住の方、日本からお越しになった方も含めて総勢13名になった。今回のテーマは『ヨーガによる日常の過ごし方』だ。



A先生は常々、「ヨーガは簡単でありながら、みなさんの健康管理にも十分お役に立つものです。」といっている。今回はヨーガは初めてという方も多かったが、A先生ご夫妻の判りやすい説明・実技指導のおかげでヨーガに対する理解が深まったのではないかと思う。まだ同時にA先生オリジナルのマニュアルを配布したので、今回は一回限りのセミナーだったが、そのマニュアル通りに実践すれば、テーマの『ヨーガによる日常の過ごし方』というとおり、日々の暮らしの中で少しずつ実践できるようになっている。



A先生は、「ヨーガは非常に応用範囲が広い、柔軟性に富んだ健康法であり、自己管理のメソッドです。知的基盤と適切な設備が整備されるならば、自立した健康づくりの本命として、将来的には参加型の代替医療の中核を担う可能性もあります。」と云う。



実際A先生は、タイにおいてはThai Yoga Instituteのアドバイザーを勤められ、若いお弟子さんたち(タイ人)がどんどん育っている。筆者も彼らと協働して、今回同様の機会を沢山設けたいと思っている。



最後にやはりセミナーに参加された若い日本人女性からの感想を御紹介する。

「こんにちは。先日はヨガセミナーでお会いできて光栄でした。ヨガセミナーでは、実に半年振りのA先生のリラックス話法で行ったアーサナ(注:ヨーガのポーズ)後のリラックスで完全にとろけきってしまいました・・・。あのリフレッシュした感覚は、皆にも一度体験してもらいたいものですね。」

因みにA先生のプロフィールには、趣味:「YOGA」 職業:「YOGA」と記載されている。

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(2006年1月掲載)
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2008年07月20日

第19回「生野菜や果物を大量に摂るーその理由は・・・」

 2週間で体重を6キロ減らしました・・・昨年九月当欄の前シリーズ癒しの大地・タイ王国に暮らす第19回で、このように題して、筆者の食生活の原則について掲載したことがある。判り易くいうと、原則的にカツ丼、天丼、焼肉定食は食べないということだ。肉類=タンパク質と、お米=炭水化物の組み合わせをできるだけ避けているのだ。実はこの食生活を実践するきっかけとなった種本がある。
「ライフスタイル革命私たちの健康と幸福と地球のために」
ハーヴィー ダイアモンド (), マリリン ダイアモンド (), Harvey Diamond (原著),
 Marilyn Diamond (原著), 松田 麻美子 (翻訳)
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4906638082/baantaolongst-22
この本の中で紹介されているのはそれまで学校で習ったり、家庭で定着している
一般世間の栄養についての常識を覆すような内容ばかりだった。
1.朝食は摂らなくても良い。
2.摂るなら果物。
3.タンパク質と炭水化物を同時に摂らない。
(人間の身体はそれらを同時に消化することが出来ない。)
4.生野菜を大量に摂る
5.乳製品は摂らない・・・などなど。
 
 
この食に関する原則を実行して下記の効果が現れた。
1.                 開始2週間で体重を6キロ減らした。しかもさほどハードな運動もせずに。
2.                 身体が軽くなったので疲れを感じず活動的になった。
3.                 胃腸も丈夫になり、風邪も殆ど引かなくなった。
実は、この本は栄養学の専門家が書いたものなのだが、最近、日本人の医師が書いた本で、
内容的にとても近いものを見つけた。
「病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める」新谷 弘実 ()
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763196197/baantaolongst-22
著者は胃腸内視鏡外科医で、数多くの臨床の経験から食生活の大切さを訴える。
「病気にならない・・・」具体的な方法として、ミラクル・エンザイム(酵素)を
消耗しない生活を送り、食事を通じてミラクル・エンザイムをとり入れることだと
これまで30万例以上の胃腸を検査してきた著者は、「医学が進歩しているのに、
病人が増え続けるのは何故だろう?」という疑問をもつ。
彼はその膨大な臨床結果から、「食歴」と「生活習慣」がその人の健康状態を決める
最大の要因であると主張する。
主な内容を目次から抜粋する。
1.               肉を食べてもスタミナはつかない。
2.               薬はすべて基本的に毒である。
3.               牛乳を飲みすぎると骨粗鬆症になる。
4.                 とにかくエンザイム(酵素)の多い食べ物を食べなさい。
主な内容を目次から抜粋する。

「ライフスタイル革命」を読んだとき、生野菜や果物を大量に摂ることを勧めていたが、その理由として「生命エネルギーが多いから」「元々人間は果食動物であり、草食動物」という説明だったが、「病気にならない生き方」ではそれらを、エンザイム(酵素)の働きの見地から説明をしている。 ここ足かけ5年にわたって実践してきた食生活だが、今回ひとつの裏付けがなされたようで、自信をもって人に勧めることができると思った次第だ。

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2008年06月08日

第18回「タイランド・オーシャン TO オーシャン リレーランニングとは?」

「美しい自然、豊かなサトゥーン県の存在をを知ることができました。アンダマン海に点在する島々の青い空と白い砂浜、豊かな森(熱帯雨林)、他には何も要りませんね・・・」
 2006年2月12日、タイ南部、ソンクラー県並びにサトゥーン県の共催、タイ国政府観光庁の後援で、第二回 タイランド・オーシャン TO オーシャン リレーランニング(Thailand Ocean to Ocean Relay Running (TOORR) U)というイベントが開催されることとなった。太平洋岸のソンクラー県からインド洋岸のサトゥーン県までの137キロを8名のランナーでリレーする駅伝大会だ。
この大会に、より多くの日本人ランナーに参加してもらいたいということで、去る9月22日より、ソンクラー県、サトゥーン県の副知事、タイ国政府観光庁高官をはじめ、両県の観光、スポーツの関係者が、当イベントのプロモーションのために訪日した。
プレゼンテーションは9月22日東京、9月24日大阪、9月26日福岡で行われ、その一連のコーディネーションを、筆者がタイ国政府観光庁より委託されたのだ。冒頭の一文は大阪会場に参加した女性からのお便りだ。
当初、日本の連休との関連で、参加者が集まるかどうかが危ぶまれたが、各会場とも旅行業関係者、メディア関係者、走友会関係者など、予定定員を上回る盛況ぶりだった。
また、企画自体が地味なものなので、実際の本大会にどれだけの関心をもっていただけるかも心配だった。だが、プレゼンテーション後、旅行会社関係者などから「意外にも」たくさんの良い反応を得た。早速、具体的にツアーを企画するといってくれているところもある。
今まであまり日本のマーケットでは知られていなかったディスティネーションなので物珍しさもあったのかもしれない。また、タイに住むものとしてはあまり意外性は無いものの、太平洋側からインド洋までを、日の出から日没の間に駆け抜けるということも企画としての面白さをかんじさせたのかもしれない。
さらに参加ルールも、8人が単純に8区間をリレーするのではなく、約137キロを24区間に区切り、ひとりの走者は1区間5〜6キロに細分化した区間を3回ずつ走るというものだ。つまり第一走者は第一区間、第九区間、第17区間を走る。そして最終区間では、ゴール地点の1キロ手前から8人の走者全員で走り一緒にゴールする。(走っていない走者は、伴走車に乗って移動する。)
なんだか楽しそうだ。

050103_Costa Rica3 .jpg(写真はイメージです。)

(2005年10月掲載)
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第17回「ヨーガ合宿に参加しました。その2」

去る8月17日から20日まで4日間の日程で、バンコクから車で約1時間半、ナコンナヨク県オンカラック郡の「ワンサニット」という仏教系アシュラムで行われたヨーガ合宿に参加した。

P1010009.JPG(池の上に浮かぶ事務所棟)
 前回号の文末に「今、日本で流行しているフィットネスクラブ系の『パワーヨガ』とは全く異質なものだ。」と記載した。では具体的にはどのように違うのか?
パワーヨガとは一般的なヨーガに筋力トレーニング的要素を加味し、身体強化とそのエクササイズに伴う集中力の強化をはかるために進化したヨーガだ。

今、パワーヨガはハリウッドを中心に世界中のセレブレーションの間で大きなブームになっている。日本やバンコクでも最近見かけるようになったヨガスタディオ、フィットネスクラブで指導されているのはほとんどがこのパワーヨガだ。 つまり、インドで発祥したヨーガが東回りではなく西回りにアメリカに渡り、そこで純粋培養的に
発展したものが、ほぼ地球を一周して輸入されたわけだ。
ただ、『パワーヨガ』の指導者は、ヨーガの歴史や基本的知識に乏しい場合が多い。アクロバティックなポーズをとることに執着し、無理な姿勢を経験の少ない生徒にとらせることは、時に筋肉を傷めたり、場合によっては頚椎損傷などの致命的な危険を伴うのだが・・・。
一方、今回の4日間の合宿では、約半分の時間は座学の講義についやされ、その内容も、アカデミックな体系付けがなされていてとても理解しやすいものだった。また、指導されるポーズも、誰にでも可能で基本的なものばかりだった。
コーチの、「無理をしないこと。自分で充分と思えばそれでよい。ヨーガは他人とも、そして自分とも競争するものではないのですよ。」という言葉が印象に残った。
まず、「ヨーガ」とは何か?
「ヨーガ(YOGA)は古代のインドにルーツを持つ哲学的・宗教的な『自己探究』のメソッド」である。しかし、本来ヨーガは限られた修行者(ヨーギ)に伝承されて来たもので、近代になるまで一般社会との接点は無かった。
1920年代からインドでヨーガの技法の科学的な研究が着手され、ヨーガにより心身の自律性が向上されることが証明され、ヨーガは世界に広まった。
インドにおけるヨーガの学術的研究の礎を築いたのはスワーミー・クヴァラヤーナンダ(18831966)で、「ハタ・ヨーガ」(=中世に成立したナータ派の修行体系)の技法(=座る姿勢、リラクゼーション、呼吸法、瞑想法その他)の生理学・心理学的効果を研究し、教育や医療の分野への応用を構想した。彼は、ヨーガの技法が完成度の高い自律トレーニングの方法であることを科学的に実証し、ヨーガが一部の修行者の宗教的な目的を満たすのみならず、一般人が無事に日常生活を過ごすことにも大いに貢献することを証明して、後の世界的なヨーガ・ブームの基盤を整備した。
次に、「ヨーガの目的」とは何か?
@ストレスの解消A健康の維持・促進B心身の統合レベルの向上C仕事や日常の活動の能率化D生活全般の充実度と満足度の高揚E醒めた意識と開放感の持続
筆者は、合宿から戻って以来、ほぼ毎朝、自宅寝室の床にマットを敷いて1時間程稽古を続けている。
自分の身体の中で起こる変化を毎日じっくりと味わう時間を持てることはとても楽しい。そして少しずつ日常生活が充実してきているようだ。 毎日僅かずつでもヨーガを実践する時間を持ち続けたいと思っている。

P1010007.JPG(高床式の宿舎)


(2008年9月掲載)
posted by バーンタオ at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ウエルネス(健康関連)